天下泰平

散歩が食べることよりも大好きで、雨の日も雪の日も早朝からわくわくと待っていました。
七二会の山、大久保の田へ出かける時は、しっぽを振って満面の笑みで大喜びしてました。
とても暑がりで、夏は大の苦手。
穴を掘っては何度も怒られていたけれど、こりずに掘り、その中に入って、とても気持ち良さそうに寝ていました。
寒さには強くて、昨年は平気で外で寝ていました。
また、遊びに来てくれた甥っ子が帰ると、いつまでも悲しい顔をしていました。
来る時は、いまかいまかとずっと見つめていました。子どもが大好きでした。
家族や親族をいつも見守ってくれて、たくさんの愛情を与え、またもらいました。
生まれた頃からしばらくは畑や施設で飼われていて居場所がなかったけれど、我家に来てからは「天下泰平」とてもしあわせな日々だったと思います。
いつまでも側にいて下さい。そして安らかに眠って下さい。

村山(長野県長野市)

イヌやネコのデザインの「県内在住」ステッカー

まだまだ感染者の出ている都道府県があるので、新型コロナウイルスの感染防止のため県境を超えるのは自粛すべきですが、この意識が過剰になって「自粛警察」なる行動も起こっています。
長野県内に住んでいても、なんらかの理由で県外ナンバーの方は多いでしょう。
そんなマイカーのためのステッカーを松本市の看板製作会社が制作販売してるのですが、そのデザインが可愛いんです。
イヌやネコがデザインに使われています。

「「県内在住」ステッカー好評 でもナンバー登録変更の手続きを 長野」

「吹き出し」の形状をしたステッカーには、「わたしは長野県に住んでいます」と、県内に在住していることを知らせるフレーズが入っている。黒と赤と青色を基調とし、イヌとネコのデザインが施されたものなど、計4種類そろえている。

行き過ぎた行動を抑えてくれるような優しさを感じさせてくれます。
長野県ナンバーでもこのステッカーを着けたくなるくらい素敵なデザインですね。
看板製作会社「アートプランニング」のホームページはこちら(https://artplan-web.jp/)<

ありがとう小麦

1歳の誕生日を過ぎてウチに来た小麦。
最初はゲージから飛び出してお父さんと3メートルの距離を保って30分。やっとウチに入ってきたね。
散歩も尻尾がだんだん上がるようになって、甘えん坊でみんなに可愛がられたね。
いつも頭を乗せて甘えてくる仕草に皆んな嫌なことがあっても癒されて元気を貰いました。
少し先に逝ったマリンと仲良く遊んでね。
ありがとう。いつまでも大好きだよ

お母さん(長野県木曽郡)

ありがとう

50年近く住んだ横浜の家に時々来ていた変な横すわりする猫。
おじさん臭いその座り方に”おっさん1号”と呼んでいた。
いつからか姿を見なくなり、どうしてるかと思っていたら、2年ぶりに近所で見かけた彼は やせ細った姿で、空き家の庭に入っていくところだった。
その年の9月、軽井沢への引越し直前のある日、雨戸を開けるとそこには、ボロボロの”おっさん1号”が…。
この日から我が家での、生活が始まった。
保護犬1匹、保護猫6匹がすでに居たので、自分の居場所を求めて半年以上鳴いていたね。
新築の家中にマーキングして毎日そうじが大変だった。
でも去年の冬くらいから、なでなでさせてくれるようになって、仲間と一緒のソファーでストーブにあたったりもできるようになった。
あのユニークな横すわりは、腰が痛かったんだね。
エイズのポジティブで 腎不全も患ってたけど、隔離は考えなかった。
おーちゃんはいつも 皆んなと一緒に、同じようにすごしたいと思っているのが 分かったから。
短い間だったけど、 楽しい時間を ありがとう。
なでなで して欲しかっから、いつでも いつもの場所から呼んでね。
またたびパーティーにも参加してね。
皆んなと仲良くしてくれて ありがとう。
大好きだよ、おーちゃん。

ケロママ(長野県軽井沢町)

「ゆず」と「のら」とお父さん

まだ足が立たないほど生まれて間もないゆずが家に来たのは娘が中学2年生の時だったね。
2人で2時間おきの世話を1か月くらいがんばってました。
動きが遅いからまだ綱はいらないと思ってるうちにまたたく間に綱が必要になりましたね。
親犬から離されてキュンキュンよく鳴いてましたね。
いっしょの布団に寝かせると安心したのかよく眠ってました。
ゆずは言葉がよく分かっていて、人間かと思うほどの時がありました。
しつけ練習もよくしてましたね。
下痢した時に正露丸を飲ませようとしたら、どうしても飲んでくれなくて困ったのでお父さんが「この薬はまずいけどがんばって飲むとお前の腹痛がよくなるでがんばって飲めよ」と言って聞かせると、がんばって飲んで下痢が止まったね。
まだ子どもだったゆずを、大人の猫ののらがゆずにすりついてきて、お友だちになってゆずの餌を分けてもらって食べるようになり、ゆずにベッドを用意してあげたら、ゆずとのらが一緒に丸くなって寝ていたね。
犬小屋を作ってあげたら、朝になるとゆずの後ろからのらが出てきて、まあのらはうちのゆずをたぶらかしてごはんを分けてもらい、寝床も確保したんだと思いました。
そしてのらもうちの猫になり、ゆずとのらはいつも仲良く一緒に居るようになりました。寒い日はゆずの上にのらが乗って暖をとってましたね。
ある秋の夕方、ゆずに餌をやっても食べないので、のらを待ってるのだと思い「これはお前のまんまだから食べていいんだよ!」と言うと「あっわかった」と言わんばかりに理解して食べはじめ、半分は残してました。のらの分を残してあるんだと思いました。
やがてのらが帰って来ると、ゆずもうれしそうにのらと一緒にごはんを食べていました。ゆずは「私よりえらい」と思いました。
ある日、お父さんがゆずのしっぽを踏んでしまいました。それからゆずはお父さんを無視するようになりました。
お父さんに「ゆずに謝った方がいいよ」と言っても、あいつは犬だし俺は人間だ。あいつは飼われている身だし俺は飼ってる身だ、謝る必要はないと言って謝らないでいました。
ずっとゆずに無視されて、お父さんはまるで失恋したようだと言ってました。
ある日の夕方、お父さんがゆずに「しっぽ踏んでごめんよ痛かっな」と謝っていました。
その途端、ゆずはお父さんを許してもっと仲良くなりました。
ゆずにも自尊心があるし、しっぽは大事だと思いました。
「ゆず」と「のら」と「おとうさん」のたのしいお話はいっぱいあります。
「ゆず」が来てくれたおかげで「のらちゃん」も家の猫になり、家族をつないでくれてほんとうに幸せな時間でした。
「ゆず」家に来てくれてありがとう!
13年間、ありがとう!

さっちゃん(長野県茅野市)