動物園で出会う動物と暮らしたい?

動物園で出会った動物、ペットにしたいのは何かというアンケート結果がありました。(http://suumo.jp/journal/2017/04/27/132471/

おもしろそうなアンケートの結果は下記の通りだったそうです。

1位:フクロウ
2位:ペンギン
3位:レッサーパンダ
4位:トラ
5位:パンダ
6位:カピバラ
7位:コアラ
8位:ライオン
9位:ゾウ
9位:サル

フクロウが1位というのが意外に思いますが、映画ハリー・ポッターの影響があるのではということです。
最近では「フクロウ・カフェ」というのもあちこちにできているそうなので、密かに人気なんでしょうか。

「秋田に初めての「ふくろうカフェ」 岩手のペットショップが東北3店舗目」(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170427-00000049-minkei-l05

ゾウには踏みつぶされないように注意しましょう。
ペンギンやカピバラには大きな池が必要ですね。
コアラやパンダのためにはエサの入手が難しいかな。
そのパンダと一緒に住んだら家の中が狭くなりそう。でも癒されるのは間違いなさそう。
かわいい動物が並ぶなか、トラやライオンは怖いと思うのですが、逆にそういう点にひかれるのかもしれませんね。

ペットの防災対策を考えてみましょう

2017年3月11日は東日本大震災から6年になりました。
震災の後の避難生活とペットととの関係は報道もされましたしご存知の方も多いでしょう。
いつ自分と愛犬、愛猫に起こるか分からないわけですからできる防災対策は行っておくことが望まれます。

アイペット損害保険が「ペットのための防災対策に関する調査」の結果を発表しているので参考にしてみましょう。

「ペットのために何かしらの防災対策を講じている飼い主は56.9%」
回答者の半分以上は対策をしていると答えています。ただし、犬と猫では大きく異なります。
猫では対策をしていないという方がしている方よりも多いという結果です。
防災対策の内容を見ればその理由がよく分かります。
犬で第1位は「しつけ」。待てやおすわりが避難生活では重要だとの考えですね。その点で猫は難しいからということでしょう。

その次の対策は似通ってます。「クレートやケージに入れることに慣れさせている」「ペット用の防災グッズを揃えている」
これは犬でも猫でも、そして飼い主としてもできることですよね。
防災グッズとして備えているものは「フードやおやつ、飲料水」「トイレ用品」「ブランケット」「ゲージ」と続きます。
今後備えたいもののなかで経験してないと分からないようなものとして「靴」というのがあります。がれきやガラスなど地面には危険なものが散らばりますから素足のペットには確かに必要になりますね。

環境省は、東日本大震災等の経験を踏まえて「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」というものをまとめてくれてます。
備えのために一読して参考にしたいものです。

ペットと一緒に乗車できるタクシーサービス

神奈川県にペットと同乗できるタクシーがあるそうです。

「三和交通のペットタクシー」

愛犬や愛猫といっしょにでかけたいけどクルマは無く、電車は大変というようなときに助かりますね。
動物病院に通うときなどにも心強いサービスではないでしょうか。
荷台のゲージに入れる必要があるそうですが、サイズは大型犬にも対応するようなもので、クルマはワゴンです。
運転に支障がなかれば抱っこして乗車するのもOK。
鳥や爬虫類も大丈夫だそうです。
前日までの予約が必要なものの、料金は通常のタクシーと同じ。
ワゴンなので他にも荷物は積めるから、往復はこのタクシーで小旅行というのもありですね。

このタクシー会社がペットタクシーをはじめた理由はもちろん、社長本人が愛犬家でもあること。

「三和交通・吉川永一社長 犬と過ごす時間」

昨年10月から、トリミングや病院などに行く際、遠慮なくペットと一緒に乗れる「ペットタクシー」サービスを開始したところ、想定以上の反響をいただきましたが、私がペットを飼っていたからこそ実現したサービスと思っています。

クルマ社会の長野県ですが、運転できない方ももちろんいらっしゃいますし、高齢者の方々にはありがたいサービスではないでしょうか。
東信地方でもペットOKのタクシーができるといいですね。

子供は兄弟姉妹よりもペットとの付き合いに充足感を得る傾向にあるそうです

英ケンブリッジ大学家族研究センターの研究チームは、ペットの栄養について研究するウォルサム研究所、経済学・社会科学の助成機関である経済・社会研究会議(ESRC)との研究結果によると、兄弟姉妹がいてペットを飼っている12才の子供は兄弟姉妹よりもペットに充足感を感じているということのようです。
また、ペットの中でも犬への充足感が高いという結果です。

「きょうだいよりもペットが大好き!子どもとペットとの強いつながりが明らかに」

兄弟といえどもやはり人間同士。ましてや子供なので、エゴのぶつかり合いで喧嘩になるのは当然で、それにひきかえペットは従順に従い、あるときは心を癒してくれる存在ですから、想像できる結果とも言えるでしょう。

男児と女児との違いもあるようで興味深いです。

「女児のほうが、男児に比べて、ペットとの絆が強いが、衝突も多いことが示された。女児のほうが、ペットとより親密に関わるためではないかとみられている。」

血縁関係にある兄弟姉妹よりもペットとの関係に満足しているということは、人間同士の関係に慣れて行かないのではと心配もしてしまいますが、そうでもないそうです。

「シンポジウム「子どもとペットとの大切な関係」-動物・自然が及ぼす子どもの「心の発達」への影響-」という2002年に開催されたシンポジウムもペットは子供の情操教育に役立つということが語られています。

「動物と子どものストレスについて話を移していきたいと思います。ストレスを受けている人間はだれかがそばにいてくれると感じることによって孤独感が減少します。グループの一員であるという安心感、自分は愛されている、評価されている、と感じることで心が和らぎ、ストレスが軽減されていくわけです。」(アメリカ・パデュー大学ゲイル・メルソン教授)

「子どもは世話を行うなかで、動物の様子から何が好きか理解したり、してあげられることは何かを学んだり…数多くの学びを得ることができます。対象を知ると愛情を感じ、愛情を感じると、その対象をもっと知りたくなります。」(並木美砂子氏、千葉市動物公園協会・フェリス女学院大学非常勤講師)

ペットは言葉をしゃべれないし人間の指示を完全に理解することができない存在だから、思いやることができるようになり、それは大人へと成長して行く過程で役に立つはずです。

「教室でトラブルが起きた場合、犬が介在するときの方が子どもたちは落ち着いていて、おおごとにはならない」(麻布大学獣医学部太田光明教授)

兄弟喧嘩が起こった時、ペットは戸惑い悲しくなり、それを子供は感じるから喧嘩をやめるということにもつながりますよね。

最初に取り上げた研究結果は、何か兄弟姉妹よりもペットを“選ぶ”かのように一瞬見えますが、実はペットとの関係は兄弟姉妹との関係にも結果的にはよい効果がもたらさせるということに違いは無いはずです。

室内飼いでワンちゃんネコちゃんにストレスのサインを見逃してないですか?

犬猫の問題行動(噛む、無駄吠え、不適切な場所での排泄、家具の破損など)の原因として室内飼いでのストレスがあるようです。

「室内飼いのストレス…犬猫の問題行動に「心の病」」

今や室内での飼育は8割にもなっているようです。

ペットフード協会(東京)の調査によると、犬の飼育場所は「室内のみ」「散歩、外出時以外は室内」を合わせると8割近くを占める。中でも、「室内のみ」は年々増加しており、2015年は4年前に比べ9.2ポイント増えて4割を超えた。

室内飼育の割合が増えるにつれて動物病院に問題行動で相談される件数が増えているという話しもあります。

東京大学付属動物医療センターでは最近、問題行動を抱えた犬猫の来院が増えている。同大学准教授の武内ゆかりさん(動物行動学)は「問題行動が理由で、1週間に2匹は新たな犬や猫がやってくる。対応を始めた15年程前は2週間に1匹でしたから、随分増えました」と話す。

でもその原因が犬猫のストレスだとはなかなか気づけないかもしれません。

武内さんは「愛犬や愛猫の普段の様子を意識的にチェックして」と話す。例えばトイレに行く回数、排せつの量などを覚えておく。変調があった時にすぐに気付ける。「あくびや舌なめずりが増えるのもストレスのサインなので、気になったら病院に相談してください。早期発見、早期治療が大切です」と助言する。

常に様子を観察しておくことが必要です。

ではそのストレス解消にはどうしたらよいのでしょうか。
ペットと遊ぶということではないでしょうか。
犬ならドッグランに連れて行ってやるというのももちろんよいはずです。
ストレスと聞くと人間の専売特許のような錯覚もありますが、犬やネコも感じているのです。
ただ住まわせて置くということだけではなく、ペットとのふれあいというのは人間関係と同じように大切なことですね。