庭猫から家猫へ

2020年春、どこからともなくやってきたシマシマのしまが庭に居ついて半年。
初秋の9月、そろそろ家に入れてほしいと訴えるしまを迎えることにした。
まずは健康診断をしたら、猫エイズキャリアと慢性腎臓病と判明。
短命の予感はしたけれど、先住猫にいつも怒られながらも、人懐こく天然なしまは孫うけ抜群な家猫になったね。
亡くなる1週間前に急に具合が悪くなったしま。
日一日弱っていく姿は辛く悲しかったけど、その間も時々大好きな庭で横になり、その穏やかな表情は最後なくなるまで変わらなかった。
家猫になって1年7ヶ月。
短かかったけど、良い時を共に過ごしました。
しまちゃん、ピンピンコロリお見事でした。

モリビト(長野県軽井沢町)

楽しさ、幸せをありがとう

じいちゃん(父)と2人で生活してて、じいちゃんが突然いなくなり、娘の私と2人で毎日寂しくないように過ごしてたね。
病気になり、365日以上毎日病院に通い、イヤだって帰ってこない日もあったり。
でも、言うこと聞いて行ってくれて、がんばってくれて、本当にありがとう。
すごくすごくてんとの生活楽しくて、幸せだった。
大好きなじいちゃんが待っているお空に迷わずに行くんだよ。
ないてお返事してくれる声、足音ない部屋の中、つらすぎる。
でもがんばる。
てんのがんばり見習って!
てん、大好きだよ。

テンテン(長野県佐久市)

悪魔と天使

我が家は猫犬絶えたことがなく、夕方になると食事の支度で猫には魚を焼きます。
その匂いにつられたのか、ある日(13年前)1匹の母猫が4匹の子猫を連れて台所のドアの向こうに座っていました。
それから毎日ご飯を出してやることになりましたが、鉄太は一番小さくどんぶりで出したカリカリの真上にちょこんと乗っかって、カリ…カリ…とやっと食べている姿を主人が見てかわいそうだと涙を流しています。
よく見たら目も鼻もグショグショ。猫風邪(ヘルペス)を引いていました。
主人がそっと抱いても抵抗もせず、そのまま病院へ直行しました。
治療してもらって家に個室を作るため私が家に戻って作業をしている間、車の中で主人が抱いていることにしました。
思ったより時間がかかり、途中で何回か様子を見に行くと、主人の胸のところで気持ち良さそうに主人共々よく寝ていて安心しました。
野良の子なので椅子の下へでも隠れてしまったら捕まらなくなってしまうと心配しましたが、人懐こくて全然逃げませんでした。
4匹のうち2匹は見つかりませんでしたが、よく側溝で鉄太をかばうように温めていた姉(?)(ひとみと名付けました)も保護し、2匹我が家のメンバー入りしました。
鉄太はいたずらっ子で、元からいた猫を後ろから襲うのが得意でした。
姉弟仲がとても良くていつも一緒でした。
ある日役場から人が来て言うには、鉄太とひとみが家の前を通った散歩中の犬を襲ったと苦情が来ていると。
その時は信じられませんでしたが、後になって別の大型犬も襲ったことがあると分かりびっくりでした。
次から次とやってくる保護猫もいじめの対象で、私は「こら!!鉄!!」「止めなさい!!」と怒ってばかりの日々でした。
私は徹にいじめられる子をかばう役、主人が鉄を可愛がる役と、役割を分担していました。
最近失明した時はショックでした。
東京の病院まで行きましたが、もう治らないと言われました。
いじめることをやめた鉄太は、顔つきも優しくなりまるで天使のようでした。
悪魔から天使に。人間が大好きだった鉄太は、きっとたくさんいる他の猫にやきもちを焼いて、人間を独り占めしたくてついついいじめてしまったのでしょう。
本当は優しい子だったのですね。
主人に抱かれている時も、私の時も、これ以上の幸せはないという顔をしてうっとり満足そうでした。
終わり良ければ全て良しです。
個性の強い子でしたが、可愛い子で、自分が苦しいはずの最後に私たちを癒して優しい気持ちにしてくれました。
鉄ちゃん、たくさん思い出ありがとう。
残ったひとみを大切にするからネ。
淋しそうに私達の側を離れません。
みんないつかそっちに行くから待っててネ。
怒ってばかりでごめんね。

ペチャ(長野県御代田町)