ありがとうピース

14年前の6月、私の一目惚れで会ったその日に家族になってくれたね。
色んな事を覚えるのも早くて、静かでお利口さんだったね。
お出かけはいつも一緒でいろんな所に行ったね。ピースのおかげでたくさんの犬がご主人さまたちと出会いをもらったよ。本当にありがとう。
双子が産まれてからは、良きお兄ちゃんとしていつも見守っていてくれたよね。
双子の子育てと仕事で忙しくて遊んであげられる時間少なくなっても、いつも近くに来てくれたよね。
食べること大好きなのに…膀胱結石の繰り返しで決まったごはんしか食べられなくなって淋しかったけど、ごはんはうれしそうに食べてくれてありがとう。
ピースと過ごした14年間は私の宝物です。
8年前に他界したひろさん(主人)といっぱいお空を駆け回って遊んでね。
本当に今までありがとう。(ママより)

ピースへ
生まれてから10年ずっと一緒にいてくれてありがとう。
お兄ちゃんとしてみいちゃんをずっと見守ってくれてありがとう。
ピースと過ごせてすごく楽しかったよ。(みひろ)

ピースへ
ゆっきぃが生まれてから一番最初にできたお兄ちゃんがピースだったよ。
いつも学校から帰ってきてからピースを見て幸せだったよ。
「でももう少し一緒にいてほしかったなぁ」
ピースと過ごした時間は僕にとっての宝です。
8年前に他界したひろさんと幸せに過ごしてください。
いままでありがとう、一生忘れないよ。(ゆきと)

匿名希望(長野県佐久市)

天下泰平

散歩が食べることよりも大好きで、雨の日も雪の日も早朝からわくわくと待っていました。
七二会の山、大久保の田へ出かける時は、しっぽを振って満面の笑みで大喜びしてました。
とても暑がりで、夏は大の苦手。
穴を掘っては何度も怒られていたけれど、こりずに掘り、その中に入って、とても気持ち良さそうに寝ていました。
寒さには強くて、昨年は平気で外で寝ていました。
また、遊びに来てくれた甥っ子が帰ると、いつまでも悲しい顔をしていました。
来る時は、いまかいまかとずっと見つめていました。子どもが大好きでした。
家族や親族をいつも見守ってくれて、たくさんの愛情を与え、またもらいました。
生まれた頃からしばらくは畑や施設で飼われていて居場所がなかったけれど、我家に来てからは「天下泰平」とてもしあわせな日々だったと思います。
いつまでも側にいて下さい。そして安らかに眠って下さい。

村山(長野県長野市)

ありがとう小麦

1歳の誕生日を過ぎてウチに来た小麦。
最初はゲージから飛び出してお父さんと3メートルの距離を保って30分。やっとウチに入ってきたね。
散歩も尻尾がだんだん上がるようになって、甘えん坊でみんなに可愛がられたね。
いつも頭を乗せて甘えてくる仕草に皆んな嫌なことがあっても癒されて元気を貰いました。
少し先に逝ったマリンと仲良く遊んでね。
ありがとう。いつまでも大好きだよ

お母さん(長野県木曽郡)

「ゆず」と「のら」とお父さん

まだ足が立たないほど生まれて間もないゆずが家に来たのは娘が中学2年生の時だったね。
2人で2時間おきの世話を1か月くらいがんばってました。
動きが遅いからまだ綱はいらないと思ってるうちにまたたく間に綱が必要になりましたね。
親犬から離されてキュンキュンよく鳴いてましたね。
いっしょの布団に寝かせると安心したのかよく眠ってました。
ゆずは言葉がよく分かっていて、人間かと思うほどの時がありました。
しつけ練習もよくしてましたね。
下痢した時に正露丸を飲ませようとしたら、どうしても飲んでくれなくて困ったのでお父さんが「この薬はまずいけどがんばって飲むとお前の腹痛がよくなるでがんばって飲めよ」と言って聞かせると、がんばって飲んで下痢が止まったね。
まだ子どもだったゆずを、大人の猫ののらがゆずにすりついてきて、お友だちになってゆずの餌を分けてもらって食べるようになり、ゆずにベッドを用意してあげたら、ゆずとのらが一緒に丸くなって寝ていたね。
犬小屋を作ってあげたら、朝になるとゆずの後ろからのらが出てきて、まあのらはうちのゆずをたぶらかしてごはんを分けてもらい、寝床も確保したんだと思いました。
そしてのらもうちの猫になり、ゆずとのらはいつも仲良く一緒に居るようになりました。寒い日はゆずの上にのらが乗って暖をとってましたね。
ある秋の夕方、ゆずに餌をやっても食べないので、のらを待ってるのだと思い「これはお前のまんまだから食べていいんだよ!」と言うと「あっわかった」と言わんばかりに理解して食べはじめ、半分は残してました。のらの分を残してあるんだと思いました。
やがてのらが帰って来ると、ゆずもうれしそうにのらと一緒にごはんを食べていました。ゆずは「私よりえらい」と思いました。
ある日、お父さんがゆずのしっぽを踏んでしまいました。それからゆずはお父さんを無視するようになりました。
お父さんに「ゆずに謝った方がいいよ」と言っても、あいつは犬だし俺は人間だ。あいつは飼われている身だし俺は飼ってる身だ、謝る必要はないと言って謝らないでいました。
ずっとゆずに無視されて、お父さんはまるで失恋したようだと言ってました。
ある日の夕方、お父さんがゆずに「しっぽ踏んでごめんよ痛かっな」と謝っていました。
その途端、ゆずはお父さんを許してもっと仲良くなりました。
ゆずにも自尊心があるし、しっぽは大事だと思いました。
「ゆず」と「のら」と「おとうさん」のたのしいお話はいっぱいあります。
「ゆず」が来てくれたおかげで「のらちゃん」も家の猫になり、家族をつないでくれてほんとうに幸せな時間でした。
「ゆず」家に来てくれてありがとう!
13年間、ありがとう!

さっちゃん(長野県茅野市)

一番下の妹

柚子がやってきたのは13年前、私が14歳の時でした。
出会いは山梨の譲渡会場、野良犬の子供でした。はじめて見た時は他の兄弟と違ってどーんと小屋の中で寝ていました。この堂々とした姿に一目惚れして、連れて帰ることにしました。
生後2ヶ月で家に来たので最初は夜泣きが大変でした。
それでも可愛くて可愛くてたまりませんでした。
ある日、柚子の小屋に猫が来るようになりました。
はじめてのお友達に柚子は嬉しくて嬉しくて、ごはんを残しておいて一緒に食べるようになりました。
それから一緒に寝たり、猫と暮らすようになりました。
猫の名前はのらです。柚子とのらはとっても仲良しで、いつも一緒に居ました。冬の寒い日は柚子の上にのらが乗って暖をとっていて、その姿に家族だけでなくたくさんの知人、友人が癒されました。柚子はとっても優しくて決して人を噛んだり威嚇することはありませんでした。どんなに痛くても、ごはんを横取りされても怒ることは無かったです。柚子は家族の中心で、いつも話題は柚子とのらのことばかり、犬ということを忘れてしまうほど、思いやりがあって人懐こくて、ほんとうに可愛い子でした。
落ち込んでる時、何度、励まされたかわかりません。
家族みんなが柚子のことを愛していました。
いつかしゃべれるようになるのでは?と思うほど、話しかければ答えてくれました。
亡くなる1ヶ月前に私は里帰り出産のために実家に帰ってきました。
1ヶ月間、柚子と楽しく過ごすことができました。毎日、おはよう、おやすみ、柚子は可愛いね、世界一だよってたくさんお話出来たことは良かったと思っています。
心臓が悪かったことに全く気づいてあげられず、最期は苦しい思いをさせてしまいました。ごめんね、気づいてあげられなくて。本当にごめんね、頑張ったね。偉かったね。
6月3日16:15
体調が良くなさそうだったので柚子を撫でていました。
横になっていた柚子が突然立ち上がり、水を吐いた時、ただ事ではないと思い、舌の色を確認したところ紫色になっていて、急いで、すぐ見てくれる病院へ行きました。
車で向かう最中、脱糞もしてしまいました。
たくさんの検査をして、注射をしてさぁ、帰ろう。
車を発進させて少ししたら柚子の意識はもうありませんでした。呼吸を僅かにする柚子に声をかけながら、なんとか家族の待つ家へ帰りました。
頑張ったけれど、家の本の手前で息を引き取りました。
本当によく頑張った。
心臓がほとんど動いてなくて血を送ってない中、病院の診察室へ入る時は自分で歩くと言ってた自ら向かいました。
家にはじめてきたときと一緒。
お父さんが運転して、私が柚子を撫でている。
最期も同じだったね。
ありがとう、私に看取らせてくれて。
ありがとう、家に来てくれて。
ありがとう、大好きだよ。
柚子のような優しい、可愛い犬は居ないよ。
柚子が1番だよ。ありがとう。
13年間ありがとう。

のの(長野県茅野市)