初めての出逢い

三匹の兄弟達の中で一人だけ黒の毛をキラキラさせて かっこよかった、
抱き上げると 胸に十字架模様に白い毛がはえていて、
それで クロスと名付けました。
コロコロして かわいい子だったよ、
サークルの中に入って 尻尾をふって「おやすみ」ってしたのに 朝の君は
家の中を冒険していて「こんなに高い柵を飛び越えたの⁉」「すごいね‼」
「お家の中に泥棒はいったみたいに散らかってるよ!」
と おかしかったね。
元気でわんぱくな 我が家の王子様でした。
河原を散歩したり 桜の木の下を散歩したり 近所の清水に行って
水遊びしたり、君は本当に天真爛漫な子でした。
外で遊ぶのが大好きで何度も家から脱走して君を追いかけるのが
大変だったよ、
ある雪の降る日、君はまた脱走して雪の中を喜んで走り回り一晩中帰ってこなくて
お母さんはとっても心配していたんだけど「わお~!」と明け方に聞こえた
君の声に家のドアを開けたら 雪だるまみたいになって元気よく 玄関に
走り込んで来た時には 笑ってしまったね。
甘えん坊でお母さんの腕の中でいつも寝ていた 可愛い顔 忘れられません。
お父さんと いっぱい遊んだね、時にはケンカもしたね、
私達に出来た初めての犬の子供 車でドライブもたくさんした
晩年の君は認知で 足もだいぶ弱ってしまって…
でも ずっとかわいい息子だったよ。
虹の橋を渡ってしまった私達のかわいい息子
「ありがとう。」いつも楽しかった。
クロスがいてくれたから 幸せだったよ。

匿名希望(長野県佐久市)

ツンデレなこてっちゃん

こてっちゃんはクールなワンちゃんでしたね。
でもそのぶんおじいちゃんになってからは甘えん坊でしたね。
最後は認知症でつらそうだったけど、最後の最後は眠るように旅立てましたね。
こてっちゃんもママもパパも何の悔いもなく穏やかな気持ちでこてっちゃんを送る事ができました。
また会おうね。ありがとう。

kon(長野県茅野市)

はじめてのお散歩

家族の皆ではじめて鶴舞公園までお散歩しました。
行きはピョンピョンと軽い足取りで歩きましたが、帰りはもう歩けないという顔で、抱っこしてほしいというお顔がとてもかわいかったです。
それからの18年間、あっという間でした。
いつも皆の側に居てくれて、どうもありがとう。
天国で、兄犬のゴンちゃんと会えますように。

モモの姉(長野県茅野市)

柴犬と長野県

今や世界的にも人気の犬種である柴犬には長野県が大きく係わっていたようです。

「柴犬のルーツに出会う旅(1)絶滅した石州犬『石』 故郷で再び注目」
「柴犬のルーツに出会う旅(2)系統図の頂点に立つ「強運の犬」」
「柴犬のルーツに出会う旅(3完)“柴の祖犬”の郷里に広がる日本の原風景」

まず柴犬のルーツとされているのは、島根県の石州犬の一頭である「石」という名前がつけらた犬だったそうです。

島根県西部・石見(いわみ)地方の地犬である「石州(せきしゅう)犬」の石(いし)号だ。

その「石」と四国の黒い『コロ』とのあいだに生まれたのが「アカ」
「アカ」の孫が「中」

戦後はアカの孫の『中(なか)』が、信州を舞台に名種犬として活躍。長野県ではその当時、既に地犬がほぼ絶滅していて、『中』と他地域から移入した優秀な犬をかけ合わせて柴の繁殖を盛んに行った。これらが固定された「信州柴」が、現在の柴の系統の主流になっている。

信州柴とは。

柴犬と呼ばれる由来には、いくつか説があります。 野山に自生する低木の総称が柴であったこと、そこが彼らの活動拠点であり、毛色も枯れた柴に似ていたため、柴犬となった。 信州の柴村で多く飼われていた。「柴犬辞典 柴犬の特徴~体・性格・しつけ」より

柴村というのがかつて埴科郡に存在していたそうですが、この説がその通りであれば長野市の松代町ということになりますね。
いずれにせよ信州長野県が柴犬に貢献していたのは事実のようですから、長野県民とするとますます柴犬に愛着を感じてしまいます。

ところでその石州犬は残念ながら病気などで昭和40年代に絶滅したそうです。
柴犬よりも精悍な顔で、猟犬として飼われていたとのこと。