アライグマは特定外来生物です

先日東京の赤坂に出没してニュースになってましたのでご覧になった方もいることでしょう。
アライグマが都会の真ん中にいたので驚きですが、ペットとして飼育されていたものでしょうか。
アライグマは特定外来生物に指定されています。

長野県のホームページを見てみましょう。

特定外来生物とは、もともとその地域にいなかったのに、人間活動によって、他の地域からもちこまれた生物(外来生物)のうち、地 域 の自 然 環 境 に大 きな影 響を与えたり、農作物に被害を与えたりするものを法律により『特定外来生物』として指定しています。特定外来生物は、被害を防ぐため、飼養・栽培・保管・運搬・譲渡等は原則禁止されています。

法律で、アライグマは飼育してはいけないわけです。
そして特にアライグマによる被害が大きいのです。

農業被害:果実や野菜類の食害、畜舎でのエサの盗食など
生活被害:家屋(天井裏や床下)への侵入・巣としての利用、ペットや池の鯉の捕食など
生態系への影響:希少水生動物の捕食、在来種との生息環境の競合
その他:文化財の破損、人畜共通感染症の可能性がある

長野県内での目撃例も多いアライグマには各自治体も注意をうながしています。

「特定外来生物について」(長野市)
「特定外来生物アライグマ」(駒ヶ根市)
「アライグマ、ハクビシン、アメリカミンク」(軽井沢町)
「『アライグマ(特定外来生物)』の被害拡大防止について」(宮田村)

アライグマを目撃したり困っている方は自治体に相談しましょう。

佐久市の熊出没情報

秋になり熊が冬眠するまでどこかで出没するのではないかと気になる季節です。
佐久市ではどのようにクマの出没情報が提供されているのか調べてみました。
佐久市の公式ホームページに掲載されていますね。
平成24年からの様子が分かるのも参考になるというかおもしろいです。
目撃されるのは冬眠の時期をのぞくと、あまり季節に関係無さそうです。この情報に夜と、5月中旬から11月上旬まで。
目撃された地点も地図で確認できます。パラダスキー場というか、高速道路のサービスエリア 佐久平ハイウェイオアシスの周辺でも目撃されてますね。
佐久市の東部に多いですね。熊は沢沿いに移動するというのもよくわかります。
こういう情報を参考にお気をつけ下さい。

長野県の動物の愛護及び管理に関する条例

動物の愛護及び管理に関する条例

長野県に「動物の愛護及び管理に関する条例」というのがあるのをご存知でしょうか。
この条例の目的はその理念を読んでみるとよく分かるかと想います。

少子高齢化社会を迎え、犬や猫などの動物を飼う家庭が増える中、家族の一員、人生の伴侶としての認識が高まり、人も動物も共に生きる仲間であるという考え方が急速に広がっています。
このような背景を踏まえ、基本理念を「人と動物が共生する潤い豊かな社会の実現」と定めています。この理念は、人と同様に動物の命についてもその尊厳を守り、動物の適正な管理や取扱い方を確保することにより、人と動物とのより良い関係づくりを進め、生命尊重、友愛等の情操の涵養を図り、心豊かな社会の実現を目指すものです。

動物と一緒に生活することは豊かな社会の実現につながりますよということですね。
犬やネコと一緒に暮らしている方なら当然のことと思われることでしょう。

飼い主としての責任も明示されています。
罰則もちゃんとあるんですよ。

この条例は、そんな飼い主さん以外も対象としたものです。

人と動物の共生する潤い豊かな社会を実現させるためには、地域において動物を愛護すべきと考える人と動物に対して好意を持たない人との相互理解を深めることが重要です。
また、子どもや若年層をはじめ、県民一人ひとりが動物愛護活動を理解し、協力していく必要があります。

もちろん、飼っていない人との相互理解は必要です。
人間と動物とのよりよい関係を築いて行くための指針となる条例なんだと思います。分かりやすいパンフレットなども掲載されていますので目を通してみてはいかがでしょうか。

長野県、やはり今年はクマの大量出没の年

今年5月に「長野県、今年はクマの出没が多い?」という記事を書いてますが、やはり今年2018年はクマの出没が多い年になっているようです。

「長野のクマ、4年に一度の大量出没? 県は封じ込め作戦」(朝日新聞)

長野県内でクマの出没が増えている。4~6月に里地で目撃された件数は296件にのぼり、前年の2.4倍。

2005年以降、きっちりと4年ごとに大量出没が目撃されているようですよ。
春先からクマはエサが少ないというのを察知しているのでしょうか。自然の不思議な話しではあります。
そして出没が特に増えるのが9月からのようです。

大量出没の年は平均で、9月の目撃件数が平年の5倍以上の600件以上になり、10月、11月も多いまま推移する傾向がある。

間もなく9月です。
山に入るときだけではなく、里山でも注意が必要でしょう。

クマは川に沿って山から里に下りてくるため、川沿いの樹木を伐採し、見通しを良くするのだ。「クマは臆病なので、隠れる木がなくなれば下りてきにくい」(担当者)という。

川沿い、沢沿いが特に気をつける場所だそうです。
これは私も他の方から聞いたことがあります。
逆に言うと人間の近くで隠れているとも言えるでしょう。
愛犬との散歩のときなども、くれぐれもみなさん、注意しましょう。

軽井沢町のクマ情報とサル情報

軽井沢町ではサルの群れが今日はどこにいるのかを毎日登録者にメール送信しています。
またクマの目撃情報があるとやはり登録者にメールで知らせてくれます。

「軽井沢町メール配信サービス」

以前は旧軽などにぎやかな場所でも見かけていたサルですが最近は出てこないようです。
でも野生動物ですし、遭遇すれば注意が必要かと思います。

逆にクマはここ数日18号バイパス南軽井沢周辺で目撃されているようです。
夏のシーズンになってきて軽井沢を長野県内からはもとより県外から訪れる方も増えているでしょう。
サイクリングがてらに散策していて遭遇などしたら危険です。
登録解除は簡単、もちろん無料ですので頻繁に訪れる方はメールで受信されるのもよいでしょうし、メールを受信するほどでもない場合には下記ページで最新情報を確認することができます。

「軽井沢町さるくま情報」

それから軽井沢町からの情報を元に地図上で示してくれるものもあります。

「軽井沢さるクマ情報」

この地図で見るといかに人間の行動エリア近くにいるのかがわかります。
クマと遭遇しないようにベルを鳴らしながら、あるいは音をたてながら歩くということを心がけましょう。
ラジオを鳴らしながら山歩きしている方を見かけたこともあります。
クマは危険な野生動物なのでくれぐれもご注意ください。