家に来てくれてありがとう

モカちゃんが初めて家に来てくれた日の事はっきり覚えているよ。
借りてきた猫のように静かだったけど、次の日には豹変して、家の物は壊すし家具はかじるし大変だったよ。
でも、とてもお利口さんで家族の言葉がよくわかってくれました。
お母さんが怒ると困った顔をしたり、影から様子を伺って申し訳なさそうな顔をしたり、とても表情が豊かで楽しかったです。
そしてなんといっても食いしん坊だったね。
人の目をぬすんでテーブルの魚を食べたりして。
でもモカちゃんから癒されました。
そして近所の子供達からもかわいがってもらったね。
家に来てくれてありがとう。
モカちゃんは天国に行っても私達家族の心に生き続けます。

仁(長野県軽井沢町)

特別なカノンへ

お兄ちゃんのキャスパーの後を慌てて追いかけるように生まれてきたカノン
お兄ちゃん達だけでなく、お父さんもお母さんも追い越して逝ってしまうんだね

いつも無邪気にやりたいこと精一杯やったカノン
いたずらもたくさんしたね 盗み食いもたくさんしたね 庭の草やツツジもはげるほどむしったね
その無邪気な笑顔をみんなに残して行くんだね

山でのお散歩が楽しくてどこまでもどこまでも歩いたね 後ろから見るカノンの姿、活き活きとしてたよね
みんなの先頭を早足で歩くのが楽しくて大好きだったカノンはその一生も駆け抜けて行くんだね

こわがりのカノン
今までお留守番のときでもいつもお母さんのディーバがそばにいてひとりぼっちになったことがない甘えん坊のカノン
そんなあなたが初めてたったひとりで旅立つことになるんだね
虹の橋には先輩犬のノエルやシャドーにジャスパー、一緒に遊んだハリーにドビー、そして優しいお爺ちゃんも待っててくれるから恐れることなく楽しい気持ちで羽ばたいて行くんだよ

ヤンチャでいたずらっ子、甘えん坊で怖がり、
無邪気で純粋な瞳をした天真爛漫な元気印元気印のカノン
いつまでも忘れないよ
いつかみんなも逢いに行くからね

そして忘れないで
あなたが永遠に目を閉じるその瞬間まで
そしてあなたの姿がなくなってしまっても
ずっと愛し続けるってことを

カノンファミリー(長野県軽井沢町)

ありがとう

50年近く住んだ横浜の家に時々来ていた変な横すわりする猫。
おじさん臭いその座り方に”おっさん1号”と呼んでいた。
いつからか姿を見なくなり、どうしてるかと思っていたら、2年ぶりに近所で見かけた彼は やせ細った姿で、空き家の庭に入っていくところだった。
その年の9月、軽井沢への引越し直前のある日、雨戸を開けるとそこには、ボロボロの”おっさん1号”が…。
この日から我が家での、生活が始まった。
保護犬1匹、保護猫6匹がすでに居たので、自分の居場所を求めて半年以上鳴いていたね。
新築の家中にマーキングして毎日そうじが大変だった。
でも去年の冬くらいから、なでなでさせてくれるようになって、仲間と一緒のソファーでストーブにあたったりもできるようになった。
あのユニークな横すわりは、腰が痛かったんだね。
エイズのポジティブで 腎不全も患ってたけど、隔離は考えなかった。
おーちゃんはいつも 皆んなと一緒に、同じようにすごしたいと思っているのが 分かったから。
短い間だったけど、 楽しい時間を ありがとう。
なでなで して欲しかっから、いつでも いつもの場所から呼んでね。
またたびパーティーにも参加してね。
皆んなと仲良くしてくれて ありがとう。
大好きだよ、おーちゃん。

ケロママ(長野県軽井沢町)