今開かれている国会で、動物愛護法の改正によりペットの犬や猫にマイクロチップの埋め込み、装着の義務化が決まりそうです。
マイクロチップは飼い主が遺棄するのを防いだり、災害などで飼い主とはぐれた際に捜すのに役立ったりすることが期待されている。チップに記録された数字を機器で読み取る。関係者によると、装着義務化の対象は、ペット販売業者が扱う、販売向けに繁殖された犬猫になる見通し。動物愛護団体などが一般の飼い主に譲渡する犬猫は、義務ではなく努力義務になる見通しだという。
同法の改正では、生後56日(8週)以下の販売ができなくなり、マイクロチップの装着で数千円のコストも必要なためペット販売業者にとってはより厳しい状況になりそうですね。
そのマイクロチップとはどんなものなのでしょうか?
マイクロチップは、直径2mm、長さ約8~12mmの円筒形の電子標識器具で、内部はIC、コンデンサ、電極コイルからなり、外側は生体適合ガラスで覆われています。
それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されており、この番号を専用のリーダー(読取器)で読み取ることができます。
小さいと言っても異物を体内に入れるということに不安もあるでしょうが、マイクロチップによって病気になったという例は無いようで、むしろ迷子になって事故に遭うようなリスク低減にはつながるだろうという意見があります。
マイクロチップが装着されたらデータベースに登録が必要です。
日本獣医師会のホームページに詳しく説明がされてますので、ご覧下さい。
登録はインターネットから行いことができるようで、今現在、200万件を超える登録がされているそうです。
ペット販売業者の規制という面もあるのかもしれませんが、愛犬愛猫のためにということで考えてみないと行けませんね。