昨年11月にニュースを元に「小諸市の施設で駆除した鹿をペットフードに活用」という記事を書かせていただきました。
その後、「小諸市地域おこし協力隊(野生鳥獣商品化事業)」(http://www.city.komoro.lg.jp/attention/2017042100108/)という職員募集も行われており、本格的に事業として稼働してきているようです。
この募集案内にも下記のように現状が説明されています。
「平成28年度は小諸市野生鳥獣商品化施設にて、小諸市で捕獲されたニホンジカ268頭が解体され、主にペットフードの原料として精肉が出荷されました。解体は週一回行われ、平日は屠畜場で働く作業員が1週間分のニホンジカを解体します。解体されたニホンジカの肉は、翌日シルバー人材センターから派遣された職員が精肉・加工していきます。
平成29年度から、小諸市だけではなく近隣市町村で駆除されたニホンジカも小諸市野生商品化施設に運び込まれる予定となっています。これまでは、解体した肉をペットフードの原料として販売するにとどまってきましたが、今後は小諸市独自のペットフードの開発やシカ皮を使った商品の開発などにも取り組んでいく予定です。」
まだこの小諸市の事業とは直接連携はされてないようですが、小諸とも関係の深い一般財団法人 森から海へ(http://morikaraumie.jp/)が、駆除された野性の鹿でペットフード「鹿のめぐみ」を販売されています。
国内産の鹿肉を原料としたペットフードのブランドです。
いま全国各地の森では、鹿が増え続けることにより生態系が崩壊するという深刻な問題があります。
ハンターも減少し捕獲量は全体の10%にも満たないのが現状です。
また、捕獲された鹿の肉、鹿肉として活用されているのは、わずか10%。その他はそのまま処分か焼却処分されています。
「森を正常な状態に戻したい。」
「鹿のいのちを無駄にしたくない」という想いを抱き、
鹿肉のペットフード「鹿のめぐみ」を立ち上げました。
この「鹿のめぐみ」が軽井沢町の発地市庭(http://karuizawa.hotchi-ichiba.com/)で購入できるようになったそうです。
機会がありサンプルをうちのワンコに食べてもらいました。
まあ無頓着な子ではありますが、いつもは「よし」といわないと食べないのに私の合図も待たずに食べはじめてしまったので、美味しそうだったんでしょうね。
市販されているペットフードには色々なものが入っていて心配な点もあります。
ちょっと高くはなってしまいますが、ペットフードにも安全性をもとめる時代になってきており、それとマッチしているのではないでしょうか。