長野県千曲市に霊諍山(れいしょうざん)という山があります。
霊諍山は修行をするための霊場で山全体が聖地。
禊をするための池もあるそうですよ。
この山にはユニークな石仏がたくさん並んでるそうなのですが、そのなかに2体の猫の姿の神様が2体。
養蚕業が盛んだったので蚕のさなぎを狙うネズミが大敵であることから猫様に登場してもらったということのようです。
「養蚕農家は、神社などに参拝して、蚕神に祈り、「蚕病、鼠除けのお札」や「猫絵」「猫石」などを頂いたりして、豊蚕と養蚕守護を願った。
猫の姿を彫った像や碑が、田畑の畔や路端に置かれ、神社などに奉納された。
このような「養蚕信仰」は、全国の養蚕地にあったとのことだが、現在では、猫像や猫碑になかなか出会えない。
ネズミの天敵である猫が、蚕の起源神、保食命(神)などの蚕神の神使とされた。」(http://www9.plala.or.jp/sinsi/07sinsi/fukuda/neko/neko-1.html)
霊諍山には猫神様が2体は並んでますが、特に左側の猫の姿はユーモラスです。(http://kazesasou.com/hotoke_sin/14_suzaka_tikuma/_tikuma_250_reijyouzann.html)
裸に褌(ふんどし)と半纏。
ねずみににらみをきかせています。
霊諍山は千曲市八幡の大雲寺裏。
大雲寺自然探勝園という散策道が整備されているそうですし、猫神様をお参りに猫好きは一度は行ってみたいですね。