軽井沢在住馳星周さんの『少年と犬』


軽井沢在住の小説家馳星周さんが『少年と犬』という本で直木賞を受賞されました。
馳星周さんの愛犬がバーニーズマウンテンドッグだというのは軽井沢界隈では有名です。
軽井沢でバーニーズマウンテンドッグを連れて歩いてる強面の男性がいたら、もしかしたら馳星周さんかもしれません。

「<馳星周インタビュー>犬を愛するすべての人に贈る感涙作」

震災から半年後の仙台で多聞をまず拾ったのは、家族のために犯罪に手を染めることになった、中垣和正だ(「男と犬」)。やがて窃盗団の一員である外国人と新潟へ(「泥棒と犬」)、さらに富山、滋賀、島根へと犬と人との物語は進む。

東日本大震災で飼い主を失った犬が日本縦断する旅で出会う物語なんですね。
311や昨今の新型コロナウイルスに思うこともあったようですが、次の愛犬家としての言葉はわれわれ犬を家族としているものとしても興味をいだかせます。

ある翻訳ミステリーを読んでいたところ、どうしても作中の犬の行動原理が作者の都合のいい解釈にしか思えなくて……だったら自分の納得がいくものを書いてみよう、と