イエネコのルーツ


猫ちゃんたちはリビアヤマネコ(wikipedia)という野生種が起源だと考えられているそうです。

イエネコと比べて足が長く、座った姿勢や歩き方に特徴がある。
ヨーロッパヤマネコと比べると毛は短めで明るい褐色であり、縞模様は不明瞭、尾は長く先が細い。
体長45-80cm、体重3-8kg、尾長は30cmほどである。

ではいつ頃から人間と暮らすイエネコになっていったんでしょうか。

「イエネコの祖先、6000年前の中欧での暮らしぶりが判明」

6000年ほど前に、現在のポーランドに到達した人々は、森を開拓して広々とした牧草地や農地へと変え定住し始める。こうした農耕地のそばにある洞窟で発見されたリビアヤマネコの骨を分析したところ、ネズミやリビアヤマネコもまた一緒にすみ着いていたことが新たな研究で明らかになった。

つまり中東からポーランドに移り住んでいった人達について行ったということは分かってきたそうなんですね。
ただし、エサをもらっていたという形跡がないため一緒に生活していたという証拠はなく、またヨーロッパヤマネコという種類とも共存していたとのこと。
ネズミ退治から人間との共生関係ははじまったのでしょうが、まだまだ猫のルーツを探る研究は終わってないようです。

なおこの記事に書かれている下記はロマンを感じます。
少なくとも1万年前には、猫を愛する人達が現れていたということですね。

現在分かっている最古のイエネコの埋葬例は9500年前のもので、トルコから約70キロ南に浮かぶキプロス島で2004年に発見された。生後8カ月のそのネコは、貝殻や磨かれた石などの装飾品と、飼い主と思われる30歳の人間(性別は不明)と一緒に墓に葬られていた。